お盆が過ぎましたが、島の日差しは容赦なく照りつけ、まだまだ暑さが続きそうです。今回は、島のあちらこちらで開催されたお祭りの中から、数十年ぶりに復活したお祭り、初めて行われたお祭りを紹介させていただきます。
■皆川字で棚田納涼祭
7月29日に、皆川字で棚田納涼祭が行われました。3年前に村づくり計画ワークショップで出てきた、
・字民で団結して川を整備する
・にゃーぐのほーら(皆川の川)にステージをつくり川に人を呼ぶ
・夏祭りの復活
を実現した日でもあります。
当日は、朝から青壮年団、婦人会の皆さんで、会場設営、かき氷、ジーマミ、やきそば、焼き物、おにぎり、冬瓜汁などの屋台の準備を行い、後はお客さんを待つだけという時間帯に突然の雨!!皆さんの念が通じたのか見事に雨は上がり、予定通り行うことができました。
集落の子どもからおじいちゃん、おばあちゃん、集落外からいらっしゃった集落出身のお客さんが棚田に集い、島民謡あり、踊りありで、笑顔が溢れてそれはそれはすてきな雰囲気のお祭りでした。
村づくり計画ワークショップで掲げた「未来に残そう川の恵み 水辺に集う皆が和」のスローガンを
目の当たりする日がこんなに早く来るとは!皆川字の皆さんの行動力に感謝です。ありがとうございます。
このすてきなお祭りが、小学生のあの子が大人になる10年後、20年後も続いていますよう~に。
■後蘭字で収穫祭
約40年ぶりに田んぼを復活させた後蘭字で、8月14日収穫祭がありました。
4月中旬に植えた苗が順調に成長し、稲刈り、脱穀を終え収穫祭を迎えました。田植えの後、壮年団の皆さんが草取りや水などの管理をしたおかげで黄金色の見事な稲穂がつきました。
育成会を中心に、お隣の集落谷山字の子供たちも加わり、杵と臼で餅つきが始まりました。米どころの後蘭字のおじちゃん、おばちゃん、昔取った杵柄で、餅つきはお手のものです。あまりにも楽しそうだったので、相の手を買って出ましたが・・・ぺったんこ、ぺったんことリズムよく行きませんでした。
徐々に集落の皆さんが集まり、収穫祭が始まり、舞台では後蘭字ゆかりの後蘭孫八の音頭と踊りのお披露目があり、豊作をうたったシマウタ、ちくたぬめー(作ったお米)節、いにすり(稲摺れ)節が三味線で演奏され、踊りが続きました。
お米は予想以上の取れ高だったようで、ブランド米構想の夢が広がり、「お米の名前は?」「ロゴ、パッケージはどんな感じがいいかな?」と楽しい話はつきません。ますます楽しみな後蘭字です。