2014年12月26日金曜日

【あぐだより vol.14】2014年最終号★環境と成長の両立を地方から考えるシンポジウムが行われました!

■12/22(月)~23(火)環境と成長の両立を地方から考える~沖永良部から始まる あたらしい暮らし方のか・た・ち~が行われました!



 このシンポジウムは合同会社地球村研究室代表社員・東北大学名誉教授であり沖永良部島に移住してきていらっしゃる石田秀輝先生を中心として知名町,和泊町両町からの実行委員,そして多くの方々のご支援のもと開催されました。

 第1部基調講演では,「コウノトリの野生復帰をシンボルにしたまちづくり」を進めている兵庫県豊岡市の中貝市長,岐阜県森林文化アカデミー学長,サンデーモーニングでもおなじみの涌井史郎先生,アミタホールディング株式会社熊野英介社長の講演がありました。

 中貝市長の講演は大変感動的で,「コウノトリ(も)住める 豊かな自然環境や文化環境の創造は 人間にとってもすばらしいものに違いない」という信念のもと官民一体型の独自の政策を推進していて,その取り組みが大人のみならず,子どもたちの心も動かし行動になり,大人も子どももコウノトリをきっかけに環境を守りながら経済活性化を目指す取り組みをされているというお話でした。

 また涌井先生は,「近年の異常気象などを見てもわかるように,人間の活動によって引き起こされた地球環境の劣化はすでにかなり逼迫した状況まで来ている。これらの問題を解決していくためにも古くから伝わる人類の知恵や教訓を再度見直し,学びながら,利益結合型社会ではなく地縁結合社会へ,自然と人とが共生するモデル「グリーンインフラ」を基調とする都市構造と社会を築く必要がある。と具体的な例を交えながらお話されました。

 アミタホールディングスの熊野社長は,「この世に無駄なものなどない」という信念のもと,廃棄物を地上の資源と捉えて100%再資源化することで,資源枯渇の問題に真っ向から向き合い,無駄とされているものを活用して資源を創る,資源製造会社としての取り組みを発表されました。また宮城県南三陸町での森・里・海・街の「もったいない」を活用した地域循環モデル構築,・有機農業による雇用創出と商品の開発・未利用の木質資源を活用したペレット事業の開発・食品系廃棄物等を原料とするバイオマス利活用事業の開発など地域密着で取り組まれている事業のお話しもありました。




 第2部事例発表では,90歳ヒアリングの映画化に取り組まれている仙台を中心に活動中の「感光舎 カンコウシャ」さんの取り組み発表。そして我々和泊町まちづくり協力隊も字で行われている取り組み,「あざ・まち元気活動」を中心に発表させていただきました。





 その後,第3部のパネルディスカッション,終了後は大交流会がありました。




 


 2日目は,食・集い・遊び学び・自然・仕事のテーマに分かれて島内の方、島外の方一緒になって「沖永良部島に残したい価値」を90歳ヒアリングででてきたお話を参考に熱い議論をしました。
その後それぞれのチームが発表しみんなで共有を行いました。




 最後の総括で石田先生が「沖永良部島には残すべき価値がまだたくさん残っている。また、その価値の根底には「自然」の大切さがある。自然に生かされていることを知り,自然を活かし,自然を往なすことをもう一度見つめ直していこう。」とお話しがありました。
全体を通し,沖永良部島だからできる環境と成長の両立,心豊かなくらしが「沖永良部する!」という言葉として定着するぐらいになれば素晴らしい島の未来が待っているはずだと確信しました。

 まだまだ書ききれない多くのお話し,アイデア,ヒントがありました。シンポジウムの詳しいまとめや話し合った結果などは追ってまとめたものをみなさんにもご報告できたらと思っております。

 今回のシンポジウムですが,島外から各分野で取り組まれている方50人以上もお越しいただき,沖永良部を知っていただき,情報交換できたこと,多くのヒントを得られたことが大変有意義でした。また,まちづくり協力隊としても「あざ・まち元気活動」や字の方々の取り組みを少しでも多くの人に知っていただく機会になって本当によかったです。

 今後の活動などにおいても活かしていきたいと思います!


■空き家活用の勉強会・玉城字では空き家プロジェクトの第2回目の話し合いがありました!

 奄美群島広域事務組合の方々,喜界島の花良治集落で空き家再生に取り組み「けらじおもてなしハウス(ゲストハウス)」を運営されている方からお話をいただき学ぶ機会がありました。

その勉強会には皆川字,玉城字などの空き家についてのプロジェクトを取り組もうとしている方々も参加していただき情報交換を行いました。



 



 また,玉城字では第2回空き家プロジェクトの話し合いがあり,それぞれ調べてきた空き家の状況を共有しました。住めそうな空き家は結構ありましたが,次はどのようにして貸していただけるようにするかなどをみんなで話し合っていきます。






■漁協のセリを見学しに行きました!

 
 
 先日,漁協のセリを初めて見学しに行きました。アカマチ,アオブダイ,夜光貝などが水揚げされていました。
漁協の方が笛を吹きながら合図をかけ,仲買い人の方たちは屋号の書かれた小さな黒板に希望価格をかいてひとカゴひとカゴせり落としていかれました。
まちの漁業についてももっと知っていきたいなと思いました。




 

 

みなさん,2014年も大変お世話になりました!!

2015年も和泊町まちづくり協力隊は,さらに勉強しながら実際に見て・聞いて・お話ししながら
あざ・まちのみなさんと共に1歩ずつ島の未来に向けて活動していきたいと思っております。
今後ともよろしくお願いいたします。

みなさんよいお年をお迎えください☆